助けられたり助けたり(12月16日、金)
ところが4人揃ったところは他に人にシャッターを押してもらわねばならない。
ところが滑走中に他人にお願いはできない。
土台人が少ないのだ。
やっとゲレンデの脇で佇んでいる人に頼んだ。
シャッターを押すために手袋を脱いでもらわないといけない。
ずうずしいお願いだ。何とかお願いを聞き届けていただいた。
事件はその後に起きた。
イソラ山の一番東のゲレンデの途中の脇道風の細いゲレンデ滑り降りていると、
その細いゲレンデの中央に立ちっぱなしで動かない人がいる。
その人を見て、こちとらはスピードの制御ができず、やむなくその狭いゲレンデで転がってしまう。
立ちあがってもまだまだゲレンデ中央に立っていて動こうとしない。
こちとらは自分の事で精いっぱい。
ところがわが仲間で余裕のある、K女史、動こうとしない人のそばに行ってどうしたか訊く。
背中を打って動けないという。
とりあえずゲレンデ中央から脇に移動させる。
動けないというのでレスキュウを呼ぶしかないという結論に。
ところがマップにレスキュウの電話番号が記載してない。
スマホでも出て来ない。
結局こちとらの上級の腕前のHさんとKさんがゲレンデ下のリフト管理者へ救護を要請に向かう。
こちとらとYさんが彼に付き添って現地で救護を待つことにした。
しかししばらく待つも、来ないそのうち救護を求めに行った二人が戻ってきた。
もう一度その二人が救護を求めに滑り降りていく。
レスキュウ担当者が来たのは最初に要請に行ってから1時間後だ。
情報が錯そうして時間が掛ったという。
事故を起こした人は香港人。
1時間もたったからかその香港人、レスキュウ隊に滑り降りることができる程度に痛みは和らいだという。
結局レスキュウ隊に付き添われてすべりおりることとなった。
その結論を聞いてこちとらとYさん先に滑り降りる。
ところが待って付き添っていた1時間に新雪が積もった。
慣れない新雪を滑ったこちとら新雪にスキーを取られて2度も転んでしまった。
こちとらだけでないY さんも新雪の積もったところで転んでしまった。
Yさん転び方が悪かったのか板が雪に中にうずまってしまったのだ。
Yさんが一人で立ち上がれない。
先に下りたこちとらに助けを求める。
こちとら板を脱いで、一生懸命登って行く。
やっと着いたと思ったら、そばに先ほどの香港人が立っているではないか、
でもYさんを助け起こすほど、体調は戻ってない。
寒い中相伴して体が冷えて転んだと思ったのか、泣き顔をしながら「ソーリー。ソーリー」をくりかえす。
「帰りの便が増し迫っているから早く降りろ」とこちとらが言うも、なかなか降りて行かない。
こちとらが何とかYさんを立ちおこすことができた。それを見てやっと彼は降りて行く気になったようだ。
先ほど助けた人に今度は助けられたような気がした。
ホテルへ戻るゴンドラの最終時刻まではまだ時間はあるが、
天気が悪くなりゲレンデの雪面が見えずらくなってきたので、
切り上げて帰ることにした。
朝起きて外を見れば雪が降っていてけぶっている。
朝ホテルを出るときは滑れるのは今日中だけ、目一杯滑るつもりで出てきた。
天気も多少太陽が顔を出す。好転の兆しだ。
ゴンドラ、リフトと乗り継いでゲレンデへ。
こちとらは上級コースなんて端から考えていなかったが
上級の腕前を持つHさんとKさんはチャンスさえあればと思っていたはずだ。
このお二人は残念と思ったことだろう、昨日と同様上級コースはほぼ閉鎖中だ。
それではということで
4人でイソラ山の中級コースをくまなく一団となって滑った。
疲れてコーヒーブレイクしたのも、おなかだ空いて昼食を摂ったのも
スチームボートというレストラン。昨日今日と数回利用した。
なかなか快適なレストランだ。
夕食はパック料金に1回だけ含まれている。
今夜が使えるラストチャンス。
我らがルームからは大変離れたところにある和食の「雪花亭」にした。
定価6000円のチョイスはステーキかたらばがにかというコース料理がお仕着せ料理だ。
最後の晩餐でにぎやかにと思ったが、新雪に足を折られたYさんの元気がいまいちだ。
ビールで乾杯、あとは多少のアルコールを頼んでささやかな晩餐とした。
部屋」へ戻る途中、雪が降っている屋外ちょっと出る。
イルミネーションもにぎやかだ。
ホテルのショッピングエリアではダニエルバンドがにぎやかに演奏している。
万歩計 8493歩
by mmmbokuten | 2016-12-16 22:30 | 旅行 | Comments(0)