北東北輪行2日目(8月3日)

昨日の天気予報では終日雨とのことだったので、9時20分発のバスで恐山参拝のみの計画をたてていた。
もう昨日みたいな雨の中を走るのは勘弁してほしいとの思いからだ。
ところが今朝の天気予報では雨も小康状態とのことになった。
小康状態、なるほど昨夜から今朝まで雨がやんでいた。今朝は少々また降ってはきたが。
計画を変更して午前中に自転車で尻屋崎、午後バスで恐山参拝に計画を変更した。
むつ市街から尻屋崎まで片道30キロメートル。十分午前中には帰れる距離だ。
朝食を済ませて、7時30分にホテルを出る。雨は気になるほどは落ちてない。
県道6号線を進む、道の両側がほとんど開けている圧迫感の無い道を進む。45分進んだあたりは大規模農地にする事業が進んでいて、まるで北海道のびえのモザイク模様の農場を思い出させるような光景も見られた。ところがそこを過ぎたあたりから雨が本格的に降り始めた。これが小康状態。嘘つきと度気づきたいくらいだ。岬の手前はやはり登りだ。大雨の仲結構きつかった。岬の前にはゲートがあって時間内だけ入れるようなっていた。
脇に寒立馬がわき目も振らずに牧草を食べている。
北東北輪行2日目(8月3日)_c0147935_16272540.jpg
1時間20分掛けて灯台前に着くことができた。土産物屋の狭い軒下で雨宿りをした。土産物屋はまだ開店してなかった。四方を見ても近間だけしか見えない。晴れていれば見事な光景が見えるのに、残念の一語に尽きる。
北東北輪行2日目(8月3日)_c0147935_16281252.jpg

9時前に土産物屋の店員2名が車で到着。「雨の中大変ですね、シャッターを開けますから中でお休みください」との暖かいお言葉。温かいコーヒーをいただき一息つく。
晴れていれば灯台の周り、野生の寒立馬を見て回れるのにと、この大雨ではどうしようもない。記念に写真を撮って帰ることにした。
やむ気配もなかった大雨が走って30分もすると止んできた。ああなんともついてない。
ホテルに11時前に帰る。
前の公園で日がさしてきたので濡れたものを乾かす。

午後はバスで恐山参拝の計画だったが、雨の心配もなくなったことでもあるので、自転車で行ってみることにした。
恐山まで片道15㎞、往復60km。標高差がどのくらいあるかは分からないが、最悪押して登っても夕方には帰れるだろうとの希望的観測を持って午後0時45分にホテルを出発した。ホテルを出て5分も経たないうちに、参道入り口につく。すると恐山まで14kmの標識が出てくる。しばらくは緩慢な登りが続く。これなら夕方までには戻れると確信する。左右に里程石柱があるが頭の部分に磨耗の赤いカバーがついてあり10の位が分からないので里程距離が分からない。車に乗っている人には関心がないかもしれないが、自転車乗りには大いに気になるところ。35分上がったところで10分の休憩を入れる。
さらに10分も走ったところから急な下り坂になる。帰りの上りになる。下がってほしくないと思いつつもダウンヒルを楽しむ。1時50分に恐山総門前に着く。
北東北輪行2日目(8月3日)_c0147935_1629615.jpg

下北半島随一の観光スポットだ。出発前には寄ろうとも考えていなかったが、 
雨のお蔭で参拝の機会を作り出せた。これで工程を短縮することになっても良しとすることにした。1時間ほど霊場を参拝して回った。地獄あり天国ありで、厳かな気分にさせていただいた。時間があれば霊場内にある温泉に浸かってていきたいところだがそれはパスをした。参拝しつつ温泉に入れるばしょは初めての経験だ。
北東北輪行2日目(8月3日)_c0147935_16294745.jpg

3時15分に霊場を離れた。まずは急なのぼりだ。いちばん軽いギアで上ったが途中たちごけをして左足を擦りむいてしまった。幸運かなこの現場を観光客に見られることはなかった。上りきってしまえば後は下る一方。速かった。途中上ってくるローデイ2人に会った。
3時50分にはホテルに着いた。
 本日のコース
    ホテルー尻屋崎―ホテル   59㎞
    ホテルー恐山―ホテル    28km

by mmmbokuten | 2008-08-03 15:50 | 自転車 | Comments(0)  

<< 北東北輪行3日目(8月4日) 北東北輪行初日(8月2日) >>